iPhone8・iPhoneXのファーストインプレッション
iPhone8とiPhoneXのファーストインプレッション、それぞれの立ち位置について。
iPhone8:誰もがイメージするiPhoneの最新版
これまでの10年間にリリースされてきたiPhoneの延長線上にあり、成熟を感じさせるiPhoneである。たとえば、端末の外観については、iPhone6でひとつの解に到達して以降、大きく変化していない。他にもiPhoneをiPhoneたらしめているような要素は、いずれも大きく変化せずに少しずつ、でも確実にブラッシュアップされてきている。
ユーザにとってわかりやすいiPhoneらしさ
- 継ぎ目のないスリムなボディ
- バックとフロントに配置されたカメラ
- 慣れ親しんだホームボタン
- 美しいRetinaディスプレイ
- iCloudによって紐づけられるシームレスな体験
いずれもiPhoneを定義するかのうような特徴だと思う。これらは、今回も、iPhone7から順当にブラッシュアップされており、これまでのiPhoneユーザにとってわかりやすく、安心して使うことができる。iPhone8は、Appleが10年間かけて定義してきた、誰もが抱くイメージのiPhoneの最新版である。
iPhoneX:さらなる飛躍に向けた新しいスタート地点
iPhoneは、アプリ開発者にとってもディスプレイの解像度が固定的であったり、サポートすべき世代の端末、OSの種類もわかりやすく、いずれもAndroidに比べれば極めて限定的なものであることから、アプリ開発などもしやすいとされてきた。一方、これからの様々なiPhoneらしさが10年が経過したことで、足かせになっていた側面もある。次の10年に向けてリスタートをするためには、新しいスタート地点が必要だったのかもしれない。それが、iPhoneXであるように思う。iPhoneXは、いずれくるであろうポストiPhoneを担うデバイスの登場に向けたスタート地点になるのではないだろうか。
iPhoneXの特徴
- デバイスそのものが全てがスクリーン
- 飛躍的に解像度を高めた全く新しいSuper Retinaディスプレイ
- iPhoneでは初めて搭載されたOLED
- iPhoneに初めてやってきたTrueTone
- FaceIDを可能にしたTrueDepthカメラ
- ワイヤレス充電
- 望遠側にも搭載された光学手ぶれ補正(デュアルOIS)
- 4K60Pの高解像度、滑らかな動画機能
- FullHD・240fpsでのスローモーション撮影
- フロントカメラでも使えるポートレートモード(被写界深度エフェクト)
iPhone7などでSuicaを利用されてる方は、移行前にこちらの記事iPhone8・iPhoneXへの移行に伴うSuicaの取り扱いについて - onelifestyleもご一読いただきたい。