GoProFusion発売、360度VR動画が一気に広まるか
GoProHero6「GoProHero6Blackが発表 - onelifestyle」とともに、360度全方位を撮影できるGoProFusionの発売が発表された。GoProFusionは、縦と横が約7.6cm、厚さは約2.5cmとなっている。これまでのGoProよりも少し大きい。
ふたつのカメラで全方位を撮影
GoProFusionでは、前面と背面に、それぞれ魚眼レンズが1つずつ付いていて、360度全方位を撮影する。これは、RICOH THETAなどと同じである。ただ、THETAがどちらかというと静止画が主体で、正直にいって動画は物足りないレベルであるのに対して、GoProFusionは、動画を主体として使うことができる。
まるごと体験しよう
GoProFusionは、360度全方位を撮影できるので、アングルや被写体を意識することなく、目の前の出来事に集中できる。撮影された動画は、前後のカメラの映像をつなぐステッチ部分もほとんどわからないレベルのきれいな映像を残すことができる。これは、THETAやinsta360oneよりも良さそうだ。GoProFusionさえあれば、あとから、あの日、あの時の出来事をまるごと体験することができる感覚だろう。
OverCapture
GoProFusionの特徴のひとつに「OverCapture」がある。これは、360度全方位を撮影したうえで、任意の角度で1080pの動画をきりだせるものだ。つまり、とりあえずGoProFusionで撮影しておけば、あとから自由なアングルを抽出することができるのだ。ただし、切り出した動画は1080pになるので、4kのきれいな映像が欲しければ、最初からGoProHero6で撮影するべきだろう。それよりもGoProFusionの売りは、その自由度にある。
カメラとしての高い基本性能
もちろん、GoProFusionにもお馴染みの音声コントロールや、改善されたスタビライゼーション機能を備えている。動画でみる限りでは、暗所性能もそれなりに良さそうだ。
360度動画、VRが一気に広まるか
GoProという最もメジャーなアクションカムが、360度動画に対応したことは非常に大きい。GoProFusionによって、360度動画、VRが一気に一般的なものになるのではないだろうか。