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SONY RX0 異形の1型デジカメ 〜実機レビュー追加〜

RX0 

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 ソニープレスより抜粋

 

ソニーから、RX0という1型センサーを搭載したカメラが発表されたので、気になる点やインプレッションをまとめてみた。

   

気になる点

  • 24mm という画角は動画用途にはやや狭い?
  • 光学手ブレ補正はない
  • タイムラプスはない(後からアプリで追加?)
  • AFはコントラストAF(RX100M5には劣る?)

 

実機に触れてのインプレッション

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写真がメイン

24mm,F4固定だが、非常に高速なシャッターが可能。最高1/32000秒のアンチディストーションシャッターや最高約16コマ/秒の高速連写に対応している。反対に長時間露光はできない。動き物に非常に強うそうだ。小型、堅牢な特徴を生かした撮影をするならばRX0がいいだろうが、一般的な撮影であればRX100M5を買った方が幸せだろう。

 

設定の変更は大変

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画角は固定であるし、撮影の設定を変えるには全て小さなディスプレイと非常に小さな上下左右やメニューボタンを何度も押さなければならない。色々と設定を触りながら撮影するには不向きである。

 

動画機能は強力

RX0は、スチルをベースにしているが、動画向けの機能が強力である。具体的には、log撮影はもちろん、最大960fps(40倍)のスーパースローモーション、FullHDで240fpsのスローモーションへの対応、複数台を連携させた撮影に対応している。一方、本体だけで4Kの撮影はできない。また、手ブレ補正に関する記載がないので、気軽に動画を撮るには向かないかもしれない。

 

動画の撮影用途は…

RX0は、見た目こそ従来のRXシリーズよりもGoProなどに近いが、実態は紛れもなく小さく堅牢なRXシリーズである。旅行先で動画を手軽に撮りたいということであれば、X3000など従来のアクションカムが適しているだろう。どうしても動きながらの撮影が伴う場合には、RX0(1型センサー)の高画質を求めるのならばRX0とジンバルの併用も検討してもいいだろう。全体としては、素人が気軽に動画を楽しむというよりも、プロユースなど、より高画質、高機能を求める層に向けた製品という印象を持った。

 

雑感

1台で色々と済ませたい方で、動画に興味があるもののメインは写真という場合であれば、X3000ではなくRX0もありかもしれない。一方、写真は一眼カメラや高級コンデジで撮影していて、サブとしてアクションカムを探しているのであれば、従来のアクションカムを購入することになるだろう。

また、RX0のように従来のデジカメの枠に捉われないカメラとしては、RICOH THETAシリーズ「360°カメラ RICOH THETA Sのレビュー - onelifestyle」などもある。いちユーザとしては、RX0だけでなく、新型のTHETA V「新型360°カメラ RICOH THETA V 発表される - onelifestyle」など、カメラの新しい概念や使い方の提示に期待していきたい。

 

RX0の主なスペック

  • 1型1530万画素
  • 24mm F4固定レンズ
  • 水深10m防水・高さ2mの耐落下衝撃
  • 200kgfの耐荷重
  • シャッター速度1/32000秒
  • 最高16コマ/秒での連写
  • 40倍スローモーション
  • S-Log2対応
  • サイズ:59mm x 40.5mm x 29.8mm
  • 重さ:110g
  • 海外発売:2017年10月
  • 海外価格:700ドル

 

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【追記】日本でも発表

国内での発売価格は約8万円。10月27日に発売のようです。

DSC-RX0 | デジタルスチルカメラ Cyber-shot サイバーショット | ソニー

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RX0についてのプレスはこちら

Sony launches ultra-compact, robust and waterproof RX0. Taking... - Sony Europe