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カメラ、Apple製品、ガジェット、Apple Pay、Google Payを中心としたブログ。基本的な運用はiPad Proで行っています。

360°カメラ RICOH THETA Sのレビュー

THETA-Sとは

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RICOHの全天球カメラである。ボタンひとつで自分を含めた上下左右360°を撮影することができる。

 

THETA Sのパッケージング

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シンプルなパッケージングで、同梱物は、本体とUSBケーブル、ソフトケースなど。今時、分厚い説明書を同梱しているメーカーも少ないと思うが、コンパクトな中身で好感が持てる。説明書やQAは、必要ならWebかPDF等で確認する方が、余計な物も増えないし、最新の情報を取得できるので便利だと思う。

 

 THETA-Sの主な操作

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 本体側面には、電源、Wi-Fiの他、静止画と動画を切り替える ボタンが配置されている。また、正面には撮影開始/終了のボタンがのみと、シンプルな構成になっている。メモリは内蔵の8GBのみで、外部媒体は使用できない。僕の使い方では、8GBを使い切ったことはないし、適宜Wi-FiiPhoneに移行させておけば問題ないと思うから。なお、WiFiのパスワードは本体底面のシールに記載されているので、情報を紛失せずに安心である。ハードウェアとしては、割とよくできていると思うが、耐久性はあまり高くないようなので注意が必要である。

 

ハードとアプリの役割

本体はあくまで撮影するためだけの道具で、センサーとメモリ程度の存在である。撮影しようとしている画像のプレビューや撮影後の編集は、全てiPhone等で行う。

 

アプリの紹介

取り込み用のアプリ「RICOH THETA S」 はこちら

RICOH THETA Sを App Store で

 

写真編集用のアプリ「THETA+」 はこちら

THETA+を App Store で 

この写真編集用のアプリが、異常に重たくて致命的である。まず、写真を選んでから、画像一覧を表示するまでに数分レベルで待たされる。その後、画像を編集するまでに少し待つ。編集が終わって、アルバムに戻るころができず、トップ画面に戻ってしまう。

 

メーカーに確認したところ基本的にはサクサクと動くようなので、自分の環境によるところが大きいのだと思う。iCloudに3万枚くらいの写真を入れていて、アルバムも多数設定していることが影響しているのではと想定しているが、iCloudの環境をクリアにしてまで確認はできないので、真偽のほどは定かでない。ただ、それ以外に要因が思いつかないのである。僕の場合は、アプリの重さが原因で使わなくなってしまった。

 

編集したい画像を表示するための時間を短縮するためには、取り込み用のアプリで画像を選択してから、編集用のアプリに飛ぶ方法もあるのだが、正直めんどくさい。

 

所感

全方位がいい景色という場所はなかなかなく。かといって、編集で切り出すにしてもイメージ通りにいかないことも多かった。アプリの重さに加えて、360°撮影に慣れないこともあって、ほとんど使っていない。また、通常の写真や動画の方が自分の視野に近くて、とっつきやすい。

 

360°全天球が簡単に撮れることに感動を覚えることもなかった。そういう体験自体は、Googleストリートビューみたいなもので見慣れていたり、iPhoneのアプリでも同様のことはできるからかもしれない。

 

とはいえ、海外旅行などで自分のいた空間を、まるごと簡単に残せる優れた製品であることは確かである。この製品のコンセプトを生かすようなアプリや使い方はこれから出てくると思う。個人的にはそれまで待ちかなと思う。

 

【追記】THETA V発表される

THETA Vが発表された。詳しくは、以下の記事にて。

THETA-V 発表される - onelifestyle